売茶翁。
黄檗(おうばく)の僧、茶人。
質素の生き方を貫いた男、売茶翁こと高遊外。
形式化していく僧達の生き方や茶の湯に反発し逆に極限まで質素に生きた。
ボロ小屋で茶を売りながら客の問答に的確に答え慕われたが僧が茶を売るとは!と
関わりのない僧達に冷たい視線を浴びるもその卓越した問答は誰もが慕った。
しかし、気分が乗らない時はさっさと店じまいするお茶目なとこもあった。
最晩年に店を閉める時、長年愛用していた茶器を他の人に使われるのは
お前も嫌かろうと焼却する。
物を擬人化し物にも心があると悟りの境地に達したと親友の僧は伝えている。
さて、茶でも飲みますか。。
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